2017年 6月 の投稿一覧

帝王切開後の方が大変!!

花

自然分娩は何時間、何十時間という陣痛を乗り越えて赤ちゃんを出産します。
痛みは想像以上で、もう二度と出産なんてしたくないというママも多いくらいです。
その一方帝王切開は麻酔をしてしまえば全く痛みを感じず赤ちゃんを出産しますので、楽な出産方法と勘違いされがちです。
しかし、帝王切開の本当の闘いは手術後から始まります。

帝王切開終了後、痛みが徐々に…

初めての出産、帝王切開を終えて、赤ちゃんと家族との対面を横目で見ていました。
手術後も下半身は麻酔がきいていますので、 体を動かす事が出来ません。
しかし、帝王切開終了後30分ほどすると、だんだん痛みが分かるようになってきました。
麻酔の効き目が徐々になくなっていき、生理痛のようなジンジン火傷をしているような痛みです。
看護師さんからは「傷が痛い?子宮収縮の痛み?どっち?」と聞かれましたが、どちらの痛みなのかなんて全く分かりません。
とにかくお腹が痛いんです。
あまりにも痛みが強い時には痛み止めを使う事が出来ました。
・座薬
・点滴
・筋肉注射
一定の間隔をあければ、種類を変えて薬を使ってくれます。
ただ、これも正直気休め程度にしかならず、ひたすら我慢するしかありませんでした。

次の日には痛みがない!○○しなければ…

帝王切開を終えて一日経過すると、驚くことに前日までのお腹の痛みが全く感じません!
ただ、それは動いていない時だけの話。
寝た状態で微動だにせずにじっとしていれば帝王切開の辛さは一日だけだったんだと勘違いしてしまうくらいです。
お腹に力を入れてみると、激痛で叫んでしまいそうになります。
帝王切開の本当の闘いはこれから始まるのです。
ベッドから起き上がらなくてはいけない、更には立ち上がって赤ちゃんのお世話をしなくてはいけない、過酷すぎる難題でした。
しかし、ママになった以上、出来ないとは言っていられません。
やらなくてはいけない、自分がやらなくては退院してから困るのは自分自身なのです。

帝王切開を受けたママの退院日

帝王切開で出産をしたママは、自然分娩のママよりも入院期間が長くなります。自然分娩がだいたい5日間、帝王切開は8日弱です。

上の子がいたり、早めに退院しなくてはいけない事情がある場合は、経過を見ながら数日早くに退院することも可能です。

退院日には元通りの生活が送れるまで回復出来る?

私は1人目の出産という事で、退院日を早めることなく8日間過ごしました。
初日には術後の痛みに悶絶し、体を動かす事も出来ませんでしたが、2日目以降からは痛みは取れませんが、少しずつ動けるようになりました。
退院時には、お腹の傷を気にしながらスローペースで動く程度でしたら出来ました。
出産前のようにスタスタと背筋を伸ばして歩くことは出来ませんし、もちろんすぐ家事をこなせるかと言えば不可能です。
このまま里帰りをせずに自宅に戻るママを本当に尊敬します!

最後に

妊娠期間は約10カ月、トラブル続きの連続でしたが、出産を終えてしまえばよい思い出です。
私の経験がこれから出産に挑むママのお役に立てれば嬉しいです。

前置胎盤を抱えて、いざ帝王切開へ!

赤ちゃん

前置胎盤を抱えた妊婦さんの出産方法は帝王切開、ただ一つです。
帝王切開は産婦人科手術の中でも最も安全でリスクの低い手術だと言われています。
しかし、前置胎盤を抱えての場合は話は別です。
私は前置胎盤の中でも最も重度の全前置胎盤を抱えて我が子を出産しました。

前置胎盤の帝王切開はなぜハイリスクなのか

帝王切開での出産は手術が始まってから驚くほどスピーディで、だいたい10分~15分ほどで赤ちゃんが誕生します。
そのあとはお腹の処置を行い、1時間ほどで手術は終了です。
しかし、前置胎盤での帝王切開は、赤ちゃんが出てくるまでは変わりませんが、その後のお腹の処置にトラブルが起きやすいのです。
一番医師が恐れるのが胎盤の癒着です。
これは、事前検査では発見する事が難しく、帝王切開でお腹を開いてみないと分からないという、まるで賭けのような感じです。
手術時間も慎重に進めますので、倍の2時間ほどかかります。

帝王切開スタート!

私は今まで大きな怪我や病気を経験した事がなく、もちろん手術も初めてでした。
まさか自分が帝王切開になるなんて夢にも思っていませんでしたので、当日は緊張で今にも吐いてしまいそうな気分でした。
手術室へ入り、自らの足で手術台に上ります。
多くの手術スタッフがてきぱきと準備を進める中、フルネーム、生年月日、手術名を確認したと同時にスタートです。
首から下はカーテンがあり、何をしているのかは全く見えません。
下半身は麻酔がしっかりと効いているので、痛みは全くありませんが、ギュギュと押したり、ひっぱったりする感覚はありますので、気持ち悪いような不思議な感じでした。

10分ほどすると、「胸のあたりをギュッと押すから、押したら赤ちゃんが出ますよ。」
この言葉と同時に胸を思いっきり押されて、赤ちゃんの元気な泣き声が聞こえました。
ほんのわずかの時間ですが、赤ちゃんとの初対面、小さな手に触らせてもらい、処置の為に連れて行ってもらいます。
あとは、最大の難関、胎盤の処置です。

赤ちゃんに会った後は、私の緊張もほぐれ、リラックスしていました。
ボーっと手術室を観察したり、医師と会話が出来るほどでした。

恐れていた胎盤癒着もなく、無事に帝王切開は終わりました。

辛すぎるお腹の張り止め点滴

妊婦さんがお腹の張りを感じ、これに痛みがついてくると、陣痛が起こります。
赤ちゃんの成長と共にお腹の張りは多くなりますが、まだ妊娠周期が早い段階ではお腹の張りが起こるという事はあまり良くありません。
症状が治まらない場合は内服薬や点滴を使いながらお腹の張りを抑える必要があるのです。

お腹の張り止め点滴スタート

私は安定期頃からお腹の張りを頻繁に感じていました。
内服薬を飲み続けていましたが、28週前には薬の効果は効いておらず、お腹の張りを抑えることが出来なくなっていました。
そして、入院生活を送りながらお腹の張り止め点滴をすることになったのです。

お腹の張り止め点滴とは

お腹の張り止め点滴をするには必ず入院をしなくてはいけません。
点滴というと一日に10分程度するのかな?と思っていましたが、この考えは甘かったのです。
お腹の張り止め点滴は24時間、退院日もしくは、出産予定日まで体から点滴薬が途切れないように流し続けます。
食事、トイレ、診察、就寝中までもです。
唯一点滴から解放されるのが一日おきの30分のシャワーの時だけでした。

辛い副作用

お腹の張り止め点滴は非常に強い薬剤を使っています。
その為、副作用もひどいものでした。
激しい動悸、お箸が持てないくらいの手の震え、冷蔵庫かと思うくらい冷房が効いているのに体が火照る。
この症状が常にありました。

更に辛いのは点滴の差し替え

入院中の最も辛いのが点滴針の差し替えです。
点滴は24時間体に流し続けています。
その為、血管に針が刺さったままで過ごしているのです。
衛生上の問題で、最大で一週間に一度は点滴針を体から抜いて、新しい針を差し替える必要があります。
一度で差し替えが出来れば良いのですが、強い薬剤のせいで腕の血管ももろくなり、刺さりにくい、上手く刺さっても血管から薬液が漏れる事もあります。
そうなるとまた針を刺さなくてはいけないのです。

血管の細い人だと、何度針をさしてもうまくいかず、腕がアザまみれになっていた人もいました。
点滴の差し替え以外にも毎週行われる採血検査で針を刺さなくてはいけません。

私は入院中にざっと数えても30回以上は針を刺していたと思います。産後1年以上たった今でも、点滴の差し後は残っています。
でもこれも、母として戦った勲章なのだと誇りに思います。